海外就職を目指す人へ — ITD Canada活用(悪用?)術

初めましての方、はじめまして。
それ以外の人こんにちは、こんばんは、おはようございます。
Vancouverで細々とFront-end developerをやっておりますMasaです。
今回の記事はFrog Advent Calendar 2017 16日目の記事となります。

ってことでいきましょう!

ITD Canadaって?

ITD CanadaはバンクーバーにあるPrivate School、私立の学校です。
自分以外にもFrogからも通われた方は多くいらっしゃいます。
が・・・、最近はあまり評判が宜しく無く、ちらほらカスだのクソだのと言われてたりします。実際通った身としても授業自体には期待しない方が良いと言えるでしょう。ただこれは各所で話を聞いている限り、どこもそんなに変わらないかなーと個人的には思っています。
しかしこのITD、ある種の人にはかなり良い学校になり得るのでは、と最近気づいてしまったのです!

注意事項

この活用法は、僕がITDの全クラスを終了後、こうすればもっと良かったのではないか、と言う所感に基づく物です。
現在は通用するかと思いますが、来年再来年まで可能かは保証出来ません。また決して褒められた事ではない事にご注意ください笑

導入

この活用方は以下の様な人を対象としています。

前提
・ IT系の人。ビジネスコース、アートコース専攻ではない人
・ 自身でストイックに独習する事が可能な人
・ 既にスキルがあって授業なんか不要だぜって人(ビザ目的の人)
必要なもの
・ある程度の英語力
・自分へ投資するお金
・ 学校はビザ目的と言うマインドセット
・先生が気さくなオーナー、Soheilな時
(大体2termくらいから。1term目はしっかりスコアを付けられます)

大前提として、セナさんもおっしゃられていますが、学校の授業だけに頼らないと言うのがあります。ITDにしろBCITにしろCICCCにしろ、たった1年のコースでは学校だけでは学べる事が限られます。それ以外に自分自身でどこまで頑張れるか、ここが鍵になるのは周知の事実かと思います。ITDは特に「学校に授業で色々と教えて欲しい人」には向いていません。しかし初心者の方がダメかと言うとそうではなく、やはり自分自身で学ぶ姿勢、これが最も重要になります。

学校で教えて欲しい人は4年制の大学に行くか、日本で一度デジハリ辺りで勉強してから海外へ出ることをオススメします。学校から教えられるスタンスの場合、そちらの方が身になるでしょう。英語も今では日本国内で十分勉強出来ます。

ITDの利点

学校に通っていて避けられない物、それはアサインメント(課題)、そしてテストです。アサインメントはBCITなどではそれはもう大変な量が出るとか出ないとか・・・。ITDもご多分に漏れずアサインメントは出ます。それも結構頻繁に。しかし、このアサインメントの評価が良くも悪くもゆるく、そんなにクオリティや成果を求められません。同様にテストも評価が緩いです。またアテンダンス、出席率も少なくとも6割程度キープしていればパス出来ます。そう、ITDの利点はこの「ゆるさ」なのです。

そして既に十分なスキルを持ったブラジル人が多く、そんな仲間に出会えるのも一つの利点かもしれません。

ITD活用法

ではこの「ゆるさ」を如何に利用するのか。大体お察しの通り、この「ゆるさ」を「自分で学びたいこと」を勉強する為に利用するのです。
具体的にはアサインメントやテストなどは完成できずとも6割程度に済ませ、学校の時間も惜しければ(宜しくはないですよ?)週1,2休む事も可能です。その時間を自分の勉強したい事に割けば良いのです。移動時間は読書がオススメ。

しかしこれは自分自身で勉強すると律する事が出来る人と出来ない人で差がでます。そういう意味で「自身でストイックに独習する事が可能な人」が前提となるのです。僕は恐らく3Term目が過ぎたくらいから、なるべく自身が学ぶべき物に時間を割くようにしましたが、これだけでかなりスキルを伸ばす事が出来ました。
ただ、出席やテストなどは結構真面目にやっていたので、もうちょっと臨機応変にやればもっと時間を作れたかなぁと言う後悔は今もあります。

学校の代わりに

独習と言ってもただ一人で黙々とやるだけでは効率が悪いです。
経済的に許す限り自己投資をしましょう。
オススメはUdemyやLyndaなどを代表としたオンラインの動画講座です。
日本ではドットインストールがお馴染みですね。

Udemyは特に英語が出来ればかなりの数の講座があるので是非活用してください。ただ勿論講座の質もピンきりです。その辺はレビュー等を見てしっかりと吟味するようにしてください。講座の元値は高めの設定ですが、頻繁にC$15均一セールをやっているので会員登録をしてチェックしましょう。

いきなりお金を掛けたくない!と言う人はLyndaがあります。
Lyndaも実際には有料なのですが、なんとバンクーバー図書館(VPL)のカードを持っていると無料で使うことが出来ます!!凄い!!
しかしこのLyndaの講座は少し古めのがあったりするので要注意です。

あと僕の周辺でよく使われていたのがTreehouse。
こちらも月額制の有料サイトですが、コースが良い感じにまとまっていて、しっかりこなせばそれなりの技術が身につきます。UdemyやLyndaとは違い体系的にまとまっているので、学校のクラス代わりに良いかもしれません。

他にも無料でHTML, CSS, Javascriptをハンズオンで学べるFree Code Campや、Codecademyなどが有名な所です。英語が出来ると勉強に活用出来るサイトが一気に増えるのでスキルアップが捗ります。英語ずるい。

まとめ

学校を選ぶ基準は人それぞれあると思いますが、あまり良く言われていないITDでも前向きに捉えれば活用する方法を見出す事が出来ます。
しかしこの活用法も勿論安くはない金額を払っている訳で、Co-opを利用するためだけにビザをお金で事になるのは間違いありません。
そこを納得した上でITDを最大限に活用してもらえれば嬉しいです。

ビザの為だけにお金を使いたくない人、いいから他の学校行け。
個人的にはBCITがオススメです。

以上、Masaでした!