バンクーバーの生活費 − 一人暮らし編
先日、Twitterの質問箱でこんな質問をいただきました。
なるほど、確かにこれから留学する人や海外就職を目指す人にとっては大事な情報ですね。
探せば色々と記事は出てきますが、ここは自分のケース、バンクーバーで一人暮らしすると生活費がどんな物なのかを差当りない程度に紹介してみます。
自分の場合
全体で大体月$2,000くらいで生活してるかなって感じです。
この先永住権の手続きや、何だかんだと物入りになるのでなるべく出費は抑えています。
特に遊びに行ったりなどはしてないのでこれくらいで済んでいます。
たまに友人と飲みに出かけるともうちょっと高くなるかな?
次に述べる家賃のせいで(とは言え平均より全然安めですが)まだまだゆとりのある生活とは言えません…もっと成長して稼げるようになりたい!
家賃がバカ高い問題
まずは何より自分の住処です。
基本的にバンクーバーは東京が安く感じるほど家賃が高騰しており、これは実際に社会問題にもなっています。BC州政府なんとかして… 😭
場所にもよりますが、Studio(Bachelorとも。いわゆるワンルーム)で大体$1,500, $1,600くらいです。ワンルームとは言え日本の倍くらいの広さなのでその辺りはかなり余裕があります。
1ベッドルーム、日本でいうと1LDK 相当になると$1,800〜$2,000は覚悟です。
2、3ベッドルームなんてなると目も向けられません…
もちろんこの価格は場所や物件の状態にも左右されるので、これより全然安い場合ももちろんありますし、高い場合もあります。実際自分は相場よりかなり安く住めています。(立地も最高なので奇跡!でも建物は古い。)
あくまでも目安程度にしてください。
$1,000以下の家賃で完全一人暮らしはかなりレアかまず無いと思います。
光熱費は日本に比べて全然お得
逆に電気代は日本と比べて大分安めです。
自分が頑張って無駄遣いしても$40いかない程度です。
水道代(温水込み)も基本的に家賃に含まれているので気にする事はありません。
たまにストーブ(日本で言うコンロ)が電熱式ではなく、日本と同じ様にガスコンロの場合があるのですが、自分は一度も住んだ事がないので費用は分かりません。
冷暖房は夏は冷房が無いと過ごせないような事はなく、冬もセントラル・ヒーティングで建物丸ごと暖かくなるシステムなので、よほど寒かったり暑かったりして自分で機材を追加しない限り費用は発生しないと思います。もしくは家賃に含まれているか。
ネットは契約次第
インターネットも基本的に自分で契約する形になります。
費用はもうピンきり。契約次第です。
バンクーバーでは速度と利用出来る容量が決まっており、お金を払えば払うほど高速大容量になります。大体月$30〜$150くらい。
携帯電話も契約次第
これも完全に契約次第。でもちょっと割高感ある。
大体通話はエリア内無料だったりするので、データ通信容量で決まると思います。
自分は契約しているインターネット会社が公衆Wifiを広域でサポートしており、そこまでデータ通信を必要としないので最小限の契約にしています。
その契約でコミコミ$40くらいですね。
食費は自炊なら日本と大差なし
食費の方は完全自炊するなら日本とそこまで体感変わらないかなって感じです。
チラシをチェックして買えば結構お得に買えると思います。
(牛ひき肉グラム$6〜$7とか感動するw)
ただバンクーバー全域に言える事ですが、基本的に生鮮食品の鮮度があまり良くありません。特に葉物野菜。
良いものを買おうと思ったらWhole Foodsなどの高級スーパーに行く事になり、かなり割高になります。あと、日本と同様の食生活にしようとすると割高になります。
その辺はどう妥協するかですね。
ちなみにBC州では生鮮食品や農作物に消費税がかかりません。
一方、外食は割高
外食となるとかなり割高感があります。
安くてお腹が膨れる物となると、最安のピザか、お手頃価格のベトナム料理になります。
また、みんな大好きマクドナルドのビッグマックはセットにすると$10くらいです。高い。ダブルチーズバーガーのセットで大体$7.5くらいですね。割高感あります。カナディアン大好きティム・ホートンズだともう少し安く済ませられます。
それ以外のいわゆる普通のレストランで食事をすると、夜はチップ込みで最低$20は覚悟が必要です。もちろん美味しい物を食べようと思えばここは北米、値段は更にあがります。(前菜単品で$15とか…)
なので自炊をせずに外食だけで済ませようとすると、かなりの金額を消費するか、体型が大変な事になります…
(基本的に量もサイズも大きめなので…)
交通費はお得感あり
バンクーバーは電車、バス共にTranslinkと言う団体が運営しており、Compassと言う日本のSuicaっぽい物を使うとどちらにも乗れます。
料金はZone制となっており比較的安め、バスは全て1zone料金($2.75くらい)で90分以内に乗り換えれば乗り放題です。
マンスリーパスも販売されておりこちらは1Zone $95、これがあればメトロバンクーバー域内はバスであれば大体の場所に行き放題です。なんなら国境にも行けます。
詳しい料金の内容はこちら
まとめ
という訳で$2,000あれば、手頃な物件さえ見つかれば何とか一人暮らし出来るレベルかとは思います。この辺りは足やコネ、強運で見つけるしかありません。
一人暮らしでなくともシェアハウスなどにすればもっと費用も抑えられます。
この辺りは自分自身のライフスタイルや予算に合わせて柔軟に決めましょう。
ざっくりとでしたがお役に経てば幸いです。
でわっ!